ここがポイント
■ キャリアとは
■ キャリアメールとは
■ フリーメールとは
■ キャリアメールとフリーメールのメリット、デメリット
キャリアとは
そもそもキャリアメールのキャリアとは、いったい何なのでしょうか。
キャリアは、英語で書くと「Carrier」。経歴の意味を持つ「Career」ではなく、運搬人、郵便配達員、新聞配達人、運送会社の意味をもつ「Carrier」。電話やデータ通信を「運ぶ」存在として、通信会社を「キャリア」と表現します。
日本では、携帯電話事業者のことを特にキャリアと呼び、光回線サービスの事業者のことはキャリアと表現することはほとんどありません。大手キャリアというと、「ドコモ、au、ソフトバンク」のことを指し、2020年春からはここに「楽天モバイル」が加わりました。
キャリアメールとは
※代表的なキャリアメール例
上記でお伝えした通り、キャリアは携帯会社のこと。
つまり、キャリアメールは「携帯会社が提供するメールサービス」の総称です。キャリアメールというサービス名があるわではありません。代表的なのがこちらのメールアドレス。このほか「****@au.com」「****@i.softbank.ne.jp」といったメールアドレスもあるのでこれがすべてではありません。
「@****」が何であれ、携帯電話会社の提供するメールアドレスはすべて「キャリアメール」ということができます。
フリーメールとは
フリーメールは、通信会社以外の会社によって「無料」で提供されるメールサービスの総称です。
代表的なフリーメールサービスが、「Gmail」と「Yahooメール」。これらはクラウド型のメールサービスで、2社が所有する設備の上にメールが保管され、私たちはインターネットやアプリを介してそのメール見たり、送ったりすることができます。
キャリアメールが提供元携帯会社に契約しなければ利用できないのに対して、フリーメールはパソコン、スマートフォンなどインターネットに接続する機器を利用することができれば、誰でも利用することができます。
キャリアメールとフリーメールのメリット、デメリット
キャリアメールとフリーメールのメリット、デメリットは主にこちら。
キャリアメールは今でも信用が高く、細かいセキュリティ設定も可能です。迷惑メールや指定ドメインのメールを拒否する機能が充実しています。このため、キャリアメールにメールを送る際は、キャリアメールからのほうがキャリアメールに届きやすいケースもあります。
しかし、昨今ではフリーメールのセキュリティも強化されつつあり、セキュリティに対するメリットデメリットも薄れつつあります。利用者も多く、信用も高くなってきました。顧客情報入力時にメールアドレスを記載する場合でも、フリーメール不可であるケースはほとんどなくなってきています。
キャリアメール最大のデメリットが、提供元の携帯会社の契約を解約してしまうと、同時にキャリアメールも利用ができなくなること。一部の方の携帯会社乗り換えの障壁となっています。2021年1月現在、総務省が携帯会社の乗り換えた際に、乗り換え先でもキャリアメールを引き続き利用できるよう検討しているようですが、まだ実現はしていません。