この記事ではNTTドコモの提供する光回線サービス「ドコモ光」について解説します。「光セット割引」の対象光回線サービスとなっていますので、ドコモユーザーの方はぜひ検討してみてください。
ココがポイント
■ ドコモ光は「光コラボレーションモデル」の光回線サービス
■ データ通信量無制限
■ プロバイダーによって変わる月額料金
■ 10Gbps対応サービス
■ 「ドコモ光セット割引」対象光回線サービス
ドコモ光は「光コラボレーションモデル」の光回線サービス
ドコモ光は、「光コラボレーションモデル」で提供されるNTTドコモの提供する光回線サービスです。NTT東日本、NTT西日本から「フレッツ光ネクスト」をドコモへ卸してもらい、これをドコモがドコモ光として私たち利用者へ提供します。
ドコモ光対応のインターネット機能を提供するプロバイダーの数は、「1Gbpsのプランで24」「10Gbpsのプランで8」。この中から任意のプロバイダーを選ぶことができます。対応プロバイダー一覧はこちらからご確認ください。
利用者へ光回線部分とプロバイダーを「セットで提供、請求」できることが光コラボレーションモデルの特徴です。
データ通信量無制限
ドコモ光は定額制の常時接続。携帯料金で表現するとデータ無制限となります。動画も大きなデータファイルのやりとりも気兼ねなく利用することができます。スマートフォンの料金のように、一定のデータ容量を利用すると、その後ずっと翌月まで通信速度制限がかかるといったこともありません。
ただし、あくまでもベストエフォート型の通信サービス。最大通信速度が出ることは保証されていません。時間帯や環境によって通信速度は変わる点はご留意ください。
プロバイダーによって変わる月額料金
利用するプロバイダーを選ぶことができるものの、選ぶプロバイダーによって月額料金が変わるのがドコモ光の特徴です。基本の最大通信速度は「1Gbps」。
料金には「2年縛り」「2年縛りなし」の2種類があり、「2年縛り」を選択すると月額料金は安くなります。
プロバイダーは2種類に分けられれ、タイプAに属するものと、タイプBに属するものとなります。この差はドコモとプロバイダーの間の契約条件によるもので、AとBの間に月額料金以外の差はありません。機能面での差はドコモ光ではなく、あくまでもプロバイダーとしての機能差になります。タイプA、タイプの対応プロバイダーはこちらからご確認ください。
プロバイダーに特にこだわりがなければタイプAの中から選ぶことがオススメです。ただし、後述する「IPoE IPv6」「IPv4 over IPv6」への対応については確認が必要です。
単独タイプはプロバイダーなしのプランで、利用者が自分自身でプロバイダーを用意できるプランです。
初期費用(税抜)は以下の通りです
出典:ドコモ光公式ホームページ
10Gbps対応サービス
ドコモ光はNTT東日本、NTT西日本が提供を開始した「フレッツ光クロス」を利用して、ドコモ光として「最大通信速度10Gbps」のプランを提供しています。
料金体系は最大通信速度1Gpbsのものと同じで、月額料金は最大通信速度が向上する分上がります。ドコモが提供する対応ルーターをレンタルする場合には別途月額500円(税込:550円)がかかります。
ただし、提供可能エリアがまだまだ少ないのが注意点。最新の提供エリアは公式ホームページで必ず確認するようにしてください。
出典:ドコモ光公式ホームページ
「ドコモ光セット割引」対象光回線サービス
出典:NTTドコモホームページ
利用者にとってのドコモ光最大のメリットがこちら。「ドコモ光セット割」。ドコモのスマホ月額料金が割引になります。
ギガプラン(5G_ギガホプレミア、ギガホプレミア、ギガホ、ギガライト等)であれば、家族全員月額1,000円割引。旧プランの「カケホーダイ&パケあえる」であれば、月額100円~3500円割引が受けられます。
通信品質はフレッツ光、プロバイダーに依存します。提供されるオプションサービスも同様です。ドコモ光「ならでは」という要素はこれだけといっても過言ではありません。
嬉しいのは、住まいが別々であったとしても、1回線でもドコモ光を利用していれば家族割引を組む家族全員のスマホの月額料金が割引対象になること。家族のお住まいすべてにドコモ光を引く必要はありません。
ドコモのギガプランを利用中の方はドコモ光を必ず検討することをおススメします。
ココに注意
■ 2年継続ありきの月額料金
■ IPv6による通信速度改善を考慮する必要がある
複雑な割引が継続中
2年定期更新契約による割引が固定の光回線の世界にはまだ残っています。
ドコモ光の場合は、途中で解約すると戸建て向け違約金13,000円(非課税)、マンション(集合住宅)向け違約金8,000円(非課税)が発生するので注意してください。
2年契約を更新すると以下の3,000円分のdポイントが獲得できます。ポイント獲得のお知らせから、ご自分で「獲得手続き」をしないとポイントもらうことができない点も注意してください。
出典:ドコモ光
IPv6による通信速度改善を考慮する必要がある
光コラボレーションモデルの光回線サービスを検討する場合は、IPv6を利用した通信速度改善を考慮する必要があります。
「IPv6 IPoE接続対応」プロバイダーを選ぶともに、対応ルーターも準備するようにしてください。
「IPv4 over IPv6」という通信方式もありますが、すべてのプロバイダーがこれに対応しているわけではなく、一部の固定IP通信が利用できなくなる可能性があるなどのデメリットもあります。
まだこの点について詳しくない方は、こちらの光回線基礎知識ガイドをご覧ください。
こんな方におすすめ
- ドコモのユーザーの方
オススメするのはドコモユーザーの方のみです。上記でお伝えした通り、理由は携帯料金の月額料金の割引。割引対象となるドコモの料金プランに加入していて、自宅に光回線を引く必要がある方は必ず検討するようにしましょう。この際には、キャンペーンの特典受取方法や注意事項は十分ご注意ください。