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光回線乗り換え時に必要な「転用」と「事業者変更」は何のこと?

2021年2月22日

光回線サービスホームページ等で目にする、「転用」「事業者変更」という言葉。皆さんは、この言葉の意味を正しく理解していますか?

ポイントはこちら

■ 光コラボレーションモデル

■ 転用とは

■ 事業者変更とは

■ コラボ事業者が提供しないフレッツ光オプションサービスの扱い

■ 【注意喚起】悪質勧誘

 

光コラボレーションモデル

「転用」「事業者変更」は、NTT東日本、NTT西日本の提供する「光コラボレーションモデル」に関する言葉です。

 

「フレッツ光」をご存じでしょうか。NTT東日本、NTT西日本が提供する光回線の「サービス名称」です。「フレッツ光」の提供エリアは広く、全国的な規模で光回線を提供できるサービスは、日本でこれだけといっても過言ではありません。

 

「フレッツ光=インターネット」と広く認知されていますが、正確には異なります。「フレッツ光」は、インターネット入口までの「道」でしかなく、この道とインターネットをつなぐ役割を担うのが「プロバイダー(ISP)」です。

 

NTT東日本、NTT西日本は、NTT法によってプロバイダー機能を提供することを禁止されています。ゆえに、フレッツ光を利用する際には、別途プロバイダーと契約しなければなりません。

 

 

現在の主流は、こちらの図にある「光コラボレーション」モデル。

 

プロバイダー機能を提供する事業者が、フレッツ光を卸してもらい、プロバイダー機能とセットで利用者に一元提供します。この事業者を、「コラボ事業者」と呼びます。

 

コラボ事業者を通じて、フレッツ光とプロバイダー機能を利用する主なメリットは以下の通り。

 

■ 利用料金が安くなる

■ コラボ事業者独自のサービス、割引を受けることができる

■ 契約先はコラボ事業者のみ

■ コラボ事業者間の乗り換えが容易

 

特に、料金面が安くなる点が最大のメリット。直接フレッツ光を利用する従来の形態と比べると、戸建ての向けの場合、月額料金が約1,000円以上安くなります。

 

 

人気のコラボ事業者による、光回線サービスはこちら。(一部)

 

大手携帯会社が提供する、ドコモ光、ソフトバンク光、Rakuten(楽天)光。老舗プロバイダーが提供する光回線サービス等が人気です。これらの詳しい内容は、こちらからご確認ください。

 

転用とは

「転用」は、【既にフレッツ光を自宅で利用している人】が、そのままフレッツ光を利用して、コラボ事業者の光回線サービスを利用するための仕組みです。

 

コラボ事業者の光回線サービスに乗り換えるにあたり、同じフレッツ光回線をわざわざ敷設しなおすのは、お金も手間もかかります。

 

転用を利用すれば、既にあるフレッツ光回線を「再利用」可能。コラボ事業者の提供する光回線サービスとして、引き続き利用することができます。

 

この場合、開通工事費用は無料。初期費用は、契約事務手数料(相場は約3,300円)のみとなることがほとんどです。

 

「転用」の手続き方法については、こちらのNTT東日本の公式ホームページを参考にしてください。

 

事業者変更とは

「事業者変更」は、「コラボ事業者」から「コラボ事象者」へ乗り換えることを言います。対象になるのは、【既存でコラボ事業者の光回線サービスを利用している人】です。

 

光コラボレーションモデルスタート時は、この「事業者変更」の仕組みはありませんでした。以前は、「コラボ事業者」から「コラボ事象者」へ乗り換える際は、同じフレッツ光回線をわざわざ引き直す必要がありました。

 

しかし、コラボ事業者による光回線サービスが普及した現在では、この需要が増加。再び、開通工事をすることなく、既存で敷設されたフレッツ光を利用する「事業者変更」が可能になりました。

 

「事象者変更」の手続き方法については、同じくこちらのNTT東日本の公式ホームページを参考にしてください。

 

コラボ事業者が提供しないフレッツ光オプションサービスの扱い

フレッツ光は、基本となる回線という役割のほかに、電話やテレビなどオプションサービスを提供しています。ですが、すべてのオプションサービスが、コラボ事業者によって提供されるわけではありません

 

一例は、家庭向けIP電話サービスの「ひかり電話」。コラボ事業者は、このサービスも卸してもらい、自社サービスとして販売することが可能です。ただし、これを提供するしないの判断は、コラボ事業者側が判断します。提供は、必須ではありません。

 

そもそもコラボ事業者が取扱うことのできない、オプションサービス(フレッツ・テレビ等)もあります。

 

これらは、「転用」もしくは「事業者変更」時に、強制解約にはなりません。NTT東日本、NTT西日本と引き続き直接契約を継続させて、提供を受け続けることが可能です。この場合、対象のオプションサービスは、引き続きNTT東日本、NTT西日本から請求されることなり、コラボ事象者からは請求されません。問い合わせ先も、直接NTT東日本、NTT西日本となり、コラボ事業者は対応しません。

 

ここは非常にややこしい点になるので、十分注意するようにしてください。

 

【注意喚起】悪質勧誘

「転用」「事業者変更」の事務処理に必要な情報が、「転用承諾番号」「事象者変更承諾番号」。コラボ事業者は、この承諾番号を利用して、サービスの申し込み手続きを進めます。

 

悪質な業者は、NTTを名乗って、この承諾番号をヒアリングします。目的は、取扱いのコラボ回線を販売することです。

 

NTTが転用承諾番号をヒアリングすることはありません。もしこうした勧誘を受けた場合には、勧誘を断るようにしてください。

 

まとめ

「転用」「事業者変更」は、コラボ事業者が既存のフレッツ光を再利用する仕組みです。

 

コラボ事業者による光回線サービスを利用する際には、この意味を理解しつつ、検討や申し込みをするようにしてください。

 

スマサポ
以上、「転用」と「事業者変更」に関して解説させて頂きました。閲覧ありがとうございました。
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  • この記事を書いた人

ながぽこ

スマサポチャンネル運営責任者兼脚本担当。NTTコミュニケーションズ出身。在職約15年間に外資系通信会社向けホールセールス、大手金融向けアカウントセールス、コンシューマ向けISP、格安SIMルートセールス等を歴任。2019年4月からスマサポチャンネルの運営を開始。皆さんの通信・ITの分からないを解決するお手伝いをさせて頂く活動をしています。

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