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通信速度が出ない原因かも?LANケーブルを解説

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スマサポ
今さら聞けないシリーズ。通信速度が出ない原因の盲点、LANケーブルについて解説します。

ここがポイント

■ LANケーブルとは

■ LANケーブルには複数の規格がある

■ おすすめのカテゴリ

■ ケーブルの形状

 

LANケーブルとは

LANケーブルは光回線サービスに必要な機器である「回線終端装置(ONU)」と「ルーター」、その他「パソコンなど」を接続するケーブルです。

 

回線終端装置(ONU):光信号とデジタル信号を変換する役割

ルーター:送信先住所(IPアドレス)を管理、データ通信の交通整理を行いつつ、ルーターに接続する機器を円滑にインターネットへ接続する役割

 

Wi-Fiなどの無線での通信が主流になりつつありますが、LANケーブルを利用すると線が煩わしいデメリットがあるものの、通信速度は無線に比べて安定しやすい特徴があります。

 

とくに、①の「回線終端装置(ONU)」と「ルーター」の間は必ずLANケーブルで接続します。

 

LANケーブルには複数の規格がある

出典:ELECOM

 

LANケーブルには複数の規格(カテゴリー)があります。規格ごとに対応する最大通信速度が異なります。

 

例えば、契約している光回線の最大通信速度が1Gbpsだったとします。この時に、利用しているLANケーブルの規格がCAT5だとすると、LANケーブルの最大通信速度は100Mbps。光回線の通信速度とLANケーブルの通信速度が合っていません。

 

上記の場合は、光回線の最大通信速度を活かしきることができません。よく多いのは①の「回線終端装置(ONU)」と「ルーター」間のLANケーブルです。これを古いままで利用し続けていると、このような最大通信速度のミスマッチが発生している可能性があります。

 

ご自分の光回線の契約とLANケーブルの規格のもつ最大通信速度を確認してみることをおススメします。

 

オススメのカテゴリ

 

光回線サービスの2021年1月現在の主流は最大通信速度1Gbps。早いものでは10Gbpsとなります。

 

この時におすすめのカテゴリは「CAT6、CAT6A」

 

「CAT7」も市販されていますが、これは日本メーカー独自規格ともいえるもので国際規格のものと仕様は異なります。値段も高いので、無理にCAT7以上のカテゴリを購入する必要はありません。

 

ケーブルの形状

 

【スタンダード】

丸みがあって太いため配線に難がある場合がありますが、スタンダードというだけあってこちらが一番通信が安定します。

 

【スリム】

スタンダードタイプの半分の細さのケーブル。柔軟性に優れ、柔らかく曲げやすいため、配線しやすいのが特徴です。しかし、スタンダードに比べると安定性に欠けると言われています。

 

【フラット】

出典:ELECOM

平たい形状をしているケーブルです。カーペットの下に這わせたり、ドアの隙間に通したりと見た目の綺麗な配線が可能です。しかし、ノイズに弱いため長距離の配線には適していないとされています。

 

ご自分の利用用途に応じたケーブルカテゴリとケーブル形状を選ぶようにしましょう。

 

スマサポ
以上、LANケーブルについて解説させて頂きました。閲覧ありがとうございました。
  • この記事を書いた人

ながぽこ

スマサポチャンネル運営責任者兼脚本担当。NTTコミュニケーションズ出身。在職約15年間に外資系通信会社向けホールセールス、大手金融向けアカウントセールス、コンシューマ向けISP、格安SIMルートセールス等を歴任。2019年4月からスマサポチャンネルの運営を開始。皆さんの通信・ITの分からないを解決するお手伝いをさせて頂く活動をしています。

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