au(KDDI)のサブブランドのであるUQモバイル。この記事では2021年2月開始予定のUQモバイルのスマートフォン向け新料金プラン、「くりこしプラン」について解説していきます。
ココがおすすめ
■ キャリア(MNO)と同等の通信品質
■ 割引をなくしたシンプルな料金
■ データ繰り越し機能、高速通信ON/OFFが魅力
■ 2年縛り、解約違約金もない
■ データ上限後の通信速度が速い
キャリア(MNO)と同等の通信品質
UQモバイルはKDDIが提供するauとは異なるサービスブランド。
提供元がKDDIであり、auのネットワークを利用されるUQモバイルは事実上の通信キャリアです。
通信品質はauと比べて遜色のない品質となっています。
割引をなくしたシンプルな料金
出典:UQモバイルホームページ
「くりこしプラン」の特徴は何といっても割引をなくしたシンプルな料金。従来の料金プランでは2台目移行でのみ提供してた割引後の料金を、標準料金として提供します。
「くりこしプランS 3GB 月額1,480円(税込:1,628円)」「くりこしプランM 15GB 月額2,480円(税込:2,728円)」「くりこしプランL 20GB 月額3,480円(税込:3,828円)」
単身者でも安心して利用でき、複雑な条件が一切ないことが魅力です。
データ繰り越し機能、高速通信ON/OFFが魅力
出典:UQモバイルホームページ
くりこしプランの【くりこし】を強調しているのは理由があります。
余ったデータを翌月に繰り越して利用できる機能である、「データ繰り越し」。現行の大手キャリアで提供しているプランでこの機能を提供しているのはUQモバイルのみ。
このUQモバイルの特徴を強くアピールすることで、他社にはない特徴を分かりやすく伝えています。
出典:UQモバイルホームページ
この他、「節約モード」という名前の「高速通信ON/OFF」機能も提供。
アプリを使って、任意のタイミングで最大通信速度を「300kbps」へ落とすことができます。この低速通信時は、データ消費はされません。上記は、UQモバイルが公表している300kbpsへできることの一覧です。低速通信時でもテキストコンテンツが中心のホームページ等は問題なく利用できるかと思います。
無駄なくデータ通信を行いたい方にとっては嬉しい機能となっています。
2年縛り、解約違約金もない
2年縛り、これに伴う解約違約金も発生しません。
いつでも解約が可能。2021年4月以降は他社へMNP転出する際の手数料もかかりません。
データ上限後の通信速度が速い
UQモバイルならデータ上限に達してしまった場合でも最大通信速度が128kbpsと低速になることはありません。
上限到達後の最大通信速度は「くりこしプランS 最大300kbps」「くりこしプランM/L 最大1Mbps」。
「くりこしプランM/L」では最大1Mbpsが維持されるのでウェブ閲覧などの日常の通信は問題なく利用できるかと思います。
代理店経由のキャッシュバックがおトク
この他、代理店経由のほうがキャッシュバックが良い場合ありますので、キャッシュバック条件に十分注して有効活用してみてください。
ココに注意
■ 国内かけ放題は別料金
■ くりこしプランM/Lは「povo」より高い
■ 5GB分はチャージが必要(2021年4月ご利用分まで)
国内かけ放題は別料金
出典:UQモバイルホームページ
これは月額料金が安くなったこととトレードオフの関係。
電話をよくする人は別途国内かけ放題オプションサービスの加入が必要です。
「最大60分/月国内かけ放題 月500円(税込:550円)」「10分国内かけ放題 月額700円(税込:770円)」「24時間国内かけ放題 月額1,700円(税込1,870円)」
電話をよくする方は別途本通話オプションに加入検討することを忘れないようにしてください。
くりこしプランM/Lは「povo」より高い
KDDIから提供されるオンライン専用プラン「povo」。料金面だけ見ると「くりこしプランM/L」はpovoより高く見えます。povo(ポヴォ)に関してはこちらの記事をご確認ください。
povo(ポヴォ):20GB 月額2,480円(税込:2,728円)
くりこしプランM :15GB 月額2,980円(税込:3,278円)
くりこしプランL:25GB 月額3,480円(税込:3,828円)
大きな差は「店頭サポート」。UQモバイルは「UQスポット」と呼ばれる携帯ショップや、家電量販店などリアル店舗での取り扱いがあります。しかし、povo(ポヴォ)はオンラインのみでリアル店舗での取り扱いはありません。この差をどうみるのかで料金に対する価値が変わってきます。
店頭サポートが必要な方はUQモバイル、店頭サポートを必要としない方はpovo(ポヴォ)。そして、その差が料金に反映されていることを理解して、ご自分にあったほうを選択してください。
5GB分はチャージが必要(2021年4月ご利用分まで)
出典:UQモバイルホームページ
2021年4月利用分までの話となりますが、「くりこしプランM/L」にだけの注意事項。データ上限の残り5GB分はアプリでチャージをして追加する必要があります。
くりこしプランMなら10GB利用すると通信速度制限、くりこしプランLなら20GB利用すると通信速度制限となります。この時、残り5GBは自分でアプリを使ってチャージしなければなりません。この時に発生する別途料金が割引とされる仕組みです。1回あたりチャージできる容量は500MB。10回チャージで5000MB=5GB。つまり、最大10回分までが割引となります。
期間限定の注意事項ではありますが、かなりややこしいので十分注意するようにしてください。
こんな方におすすめ
- 小中容量(3GB~7GB程度)を利用する方
- 通信品質と安い月額料金を両立したい方
- 格安SIMの通信品質に不安なある方
- 対面サポートを必要とする方
UQモバイルのくりこしプランのメインターゲットは「小中容量(3GB~7GB程度)を利用する方」で月額料金を安くしたい方。特に、auを利用中で毎月のデータ利用量がこれにあてはまる方は、乗り換えの手間はあるものUQモバイルへ乗り換えることをオススメします。au以外の方からの乗り換えももちろんオススメです。
以下にauからUQモバイルへ乗り換え手順を紹介する動画あるので参考にしてみてください。
※MNPに係る事務手数料は2021年2月以降は無料。au以外の他社からのMNPは2021年4月以降無料になります。